お子さまの虫歯予防と歯肉炎予防
お子さまの歯の成長を理解して虫歯予防しよう
お菓子などの食べ物過ぎに気をつける
小学校の高学年程度の年齢になると行ける場所が増えて、お小遣いからお菓子を購入する機会も増えるでしょう。お小遣いで何を購入するかは自由ですが、普段からどの様なおやつを購入して食べているか、どのくらいの量を食べているか、定期的にチェックすることも大事です。
お子さまの虫歯を予防する為には、砂糖が豊富に含まれている食べ物を摂り過ぎない様にしましょう。また、周りのお友達と遊びながら食べれば、特に虫歯に繋がりやすいです。可能な限りお子さまのお菓子の習慣を確認しましょう。砂糖が豊富な食べ物を長い時間をかけて食べると虫歯に発展するなど、大切な情報をお子さま共有しましょう。
フッ素を活用する虫歯予防も効果的
小学校の高学年程度の年齢は乳歯が永久歯に生え変わる時期です。永久歯に変わってすぐは表層がやわらかく、虫歯になりやすいタイミングです。このタイミングは特に、虫歯に気をつけて日常を過ごしましょう。
虫歯予防の方法としては、歯科医院で定期検診と一緒にフッ素を塗ることを推奨しています。フッ素の役割として虫歯から歯を保護する機能があります。フッ素を塗る時間は10分程度の為、学校や塾、習い事などで施術時間を長く確保できない子ども達にも、大きな負担にならないのです。
よくあるパターンとして、虫歯が発生して歯に痛みを感じないと歯科医院には訪れないかもしれませんが、虫歯予防という見方をすれば、出来る限り歯科医院での定期健診は継続しましょう。
虫歯になりやすい生え変わり時期
小学校高学年のころは、永久歯が生え変わる時期でまだまだ虫歯になりやすい状態です。ブラッシングは本人に一任しているご家族も多いですが、お子さま一人でブラッシングする場合は、磨く時間が短かい時や、隅々まで磨けていない場合も多々あります。
仕上げのブラッシングは親御さんが実施するなど、この時期のお子さまの歯の健康管理には親御さんの補助が必要でしょう。
他にもお子さまに定期検診を受診させたり、歯に問題がないか声を掛けるなど、歯の状態を定期的に確認しましょう。そして、ブラッシングに関してもまだ甘い箇所が多々あるので、丁寧な歯磨きを身につけさせるために、歯磨きの方法を確認することも重要です。
生活習慣の変化に対応しよう
お子さまが塾などで帰る時間が遅くなったり、親御さんが二人とも働いているケースでは、晩御飯をひとりだけで食べる孤食の状態が増加します。他にも食べ物や生活習慣が変化するタイミングがあり、それらの変化から丁寧な歯のケアが出来なくなり、虫歯に繋がりやすくなるリスクが高まります。お子さま一人で全てを行わせると、夜まで起きていたり、食べ過ぎなどの生活習慣の悪化を招くことになる場合があります。親御さんが共働きで多忙なご家庭も多い場合もありますが、親が仕上げのブラッシングを確認するなど、生活習慣全体で可能な限り支援ができるように気をつけましょう。
お子さまの歯肉炎を防止しよう
歯肉炎にならない為には
歯肉炎を予防する方法には、歯周病を予防する為の歯みがき粉やデンタルリンスを使うことが効果的です。そして、お子さまにも、ブラッシングを丁寧にすることの重要さを丁寧に教えましょう。
歯垢が長い時間蓄積されることで歯肉炎が起きるので、お菓子は時間を定めて食べるよう心掛け、何かと並行して食事をしないように気を付けることが大切です。歯科医院で定期的に歯石を取り除き、歯肉炎を予防する為のケアを継続しましょう。
歯肉炎はお子さまも要注意
大人の口内トラブルと認知されやすい歯肉炎ですが、小学生でも歯肉炎に困っている場合が多いです。年齢的には、小学校高学年〜中学生が多く見られます。
歯肉の部分は、歯の基礎となる重要な組織です。虫歯だけではなく、歯肉炎のケアにも力を入れましょう。