ホームホワイトニングのマウスピースについて
自分に合ったマウスピースでホワイトニングしよう
患者さまの歯に合っているマウスピースは、歯科医院でオリジナルのものを製作すると良いでしょう。歯科医院では、患者さまの歯型を綺麗に反映させることができ素材も薄く、着け心地も優れているマウスピースが出来上がります。また、歯科医院を通じてホームホワイトニングをする場合は、マウスピースの作る段階からホワイトニング剤を使用するまで、トータルで支援してくれます。
マウスピースの役割について
①使用する薬剤の量を抑えられる
ホワイトニングの薬剤の量が多く漏れてしまうと、口内に違和感を感じる様になり、薬剤が歯の表側に収まらず簡単に漏れることが薬剤を余分に消費することにも繋がります。歯にピッタリ合っているマウスピースを製作し、違和感や無駄な薬剤の使用を無くして十分に効果的なホワイトニングが出来ます。
②薬剤の効果を最大限引き出せる
歯に合っていないマウスピースを使用すると、歯の間に唾液が入り込み、薬剤がすぐ希薄になってしまい、薬剤から得られる効果を十分に引き出せなくなります。マウスピースを患者さまの歯に合わせることで、薬剤をムラなく歯の表側に広げることに繋がりしっかりと薬剤を歯に浸透させることが可能です。
③装着のストレスを軽減できる
ホームホワイトニングでマウスピースを実際に付けている時間は、毎日約2時間が目安になっています。装着時間中は口を動かしてはいけないという決まりはなく、装着前の日常生活を過ごせるのがメリットです。マウスピースを歯に取り付ける際にフィットしていれば、唾液を飲んだり話をするなどの日頃の生活を送りながら、ストレスを感じることなくホワイトニングを継続できます。
マウスピースが歯に合っていないケース
ホームホワイトニングは、マウスピースを駆使して患者さま本人が薬剤を塗る手法ですが、この時に違和感を感じる1番の要因になるのは、マウスピースが自分の歯とフィットしていないケースです。歯との噛み合わせが上手くいっていないと、以下のような問題が発生するリスクが高まります。
薬剤で口の中に刺激が加わる
ホームホワイトニングはマウスピースを駆使することで歯に薬剤がムラなく広がり、その状態で薬剤が歯に浸透することで、薬剤に含まれている成分が歯を白く変えていく手法です。その為、歯に合っていないマウスピースでは、薬剤が歯の間から溢れてしまい口の中や喉がヒリヒリと感じる方もいらっしゃいます。
話す際に舌の動きを阻害する
マウスピースが歯と噛み合っていないと、話をする時にマウスピースがズレたり外れてしまい舌の動きを阻害する場合があります。その状態で、マウスピースを取り付けていると話が円滑に出来なくなります。
唾液と薬剤と混同する
歯と噛み合っているマウスピースであれば、薬剤が歯とマウスピースの間から漏れませんが、噛み合っていないケースでは、薬剤が気づかない内に口の中へ溢れてしまうことも考えられます。少しでも薬剤が口の中へ漏れてしまえば薬剤と唾液が混同して広がってしまいます。歯間から薬剤が溢れないように口の動きに気をつけることはストレスの原因になり、唾液と混ざることで違和感や薬剤の効果の低下へ繋がります。
薬局のマウスピースのについて
薬局等の市販品のマウスピースを購入した時の扱い方として、お湯に入れて素材を柔らかくしてから、口の中で噛み込むことで模ることが出来ます。他にもネットで手に入れれば、マウスピースに掛かる費用を数百円程度に大きく抑えられます。しかし、中々歯に合わないケースでは、薬剤がムラなく行き渡らず、薬剤がマウスピースから溢れてしまうことが考えられます。ホワイトニング剤が必要以上に増えてしまいトータルの費用が増えてしまう可能性もございます。