ホワイトニングは誰でも出来るの?事前確認チェック
ホワイトニングを希望される方の中には、ホワイトニングを推奨できない患者様もいらっしゃいます。それは、ホワイトニングで使用する薬剤は濃度が高い場合があることや、副作用が起きる可能性は0ではないからです。また、持病がある方や薬を服用しているかなど、歯科医師と事前に相談してリスクを軽減しましょう。今回の記事では、ホワイトニングを検討されいる方向けに事前確認チェックを6つ用意いたしました。このチェックに当てはまる方はホワイトニングを控えた方が良い可能性があります。一度事前確認チェックをして自分自身の口内環境の状態を把握し、ホワイトニングとの相性を見極めましょう。
1.詰め物や被せ物を付けている患者様
自然の歯ではない詰め物や被せ物は、それぞれ特有の歯の色があります。ホワイトニングではそれら自然の歯以外のものに対して色を変えることが出来ません。歯の色を均一にしたいと考えられている方は、詰め物や被せ物自体の色をホワイトニングと同色にする必要があります。その場合、費用や時間が沢山必要になる為、事前のカウンセリングなどでは「全ての歯の色を同色にしたい」というイメージを丁寧に医師へ表明しましょう。
2.歯にヒビの症状がある患者様
ホワイトニングの方法は、歯の色を白くするために直接歯を処置致します。その場合、歯にビビの症状がある患者様はその上から施術を行います。そうすると神経にダメージを与える場合があり、神経に大きな負担を与えてしまうとこれからの歯の健康状態に悪影響が出ると考えられます。歯の状態を歯科医師に診断してもらいホワイトニングの方針を決めましょう。
3.歯の治療が完了していない患者様
例えば、歯周病や虫歯になっている歯にホワイトニング剤を塗り込むと、歯が現状の状態より悪くなってしまう場合があります。順番としては、歯科治療によって歯周病や虫歯の治療が完了した後に、ホワイトニングを進めましょう。この手順は一般的に言われており、ホワイトニング前には口腔内の環境を整えて準備をすることが大切です。
4.神経が機能していないことで変色している患者様
歯の神経が機能しておらず色が変わっている場合には、元々が天然の歯だったとしても作り物の歯と同じようにホワイトニングで色を揃えることは難しく期待が出来ないでしょう。この様な歯の色を均一にしたいという時は「インターナルブリーチ」という方法があります。このインターナルブリーチは漂白剤を神経が機能していない歯に入れ込んで白さを整えるものです。神経が機能していない場合は歯の象牙質という部分が変色していることが多い為、この箇所の色を直接変えていくインターナルブリーチは効果てき面と言われています。ただし、この手法を使ったとしても周りにある機能している天然のはと色味を統一することは難しいので、希望する色になるまで何度も漂白剤を使う可能性があります。
5.差し歯を装着している患者様
詰め物や被せ物がホワイトニングで色を変えられないのと同様に、差し歯に関してもホワイトニングで色を均一に変更することはありません。差し歯に関して、色を統一する為に作り直して新たに装着すると身体的にも費用的にも負担が考えられます。
6.幼い子供を育ている方
実際に胎児や赤ちゃんに影響が確認された事例はないですが、妊娠や授乳をしているお母さんがホワイトニングをすることは推奨しておりません。出来る限り、子育てが一段落した時にホワイトニングを施術することを視野に入れると良いでしょう。