より正確な治療を実現!顕微鏡歯科について解説
顕微鏡歯科はたくさんの場面で活躍
顕微鏡歯科はマイクロスコープのことを言います。顕微鏡歯科(マイクロスコープ)を使用すれば、例えば、型取りやインプラント、歯周病など色々な治療がより正確に出来るようになります。顕微鏡歯科(マイクロスコープ)の特徴として、目では確認出来ない様な極小の虫歯であっても発見することができ、治療が出来ます。一般的に虫歯は詰め物や人工歯の噛み合っていない部分に生まれやすいです。そして、根管と呼ばれている暗くて狭い神経が入っている部分を30倍まで拡大で観察することが出来ます。今回の記事は、特に顕微鏡歯科(マイクロスコープ)を今後使って治療をしたいと考えられている患者様に向けて解説しております。
マイクロスコープは保険適用されるの?
顕微鏡歯科(マイクロスコープ)を使用した場合の治療費用は個人差がありますが、コンポジットレンジや根管治療と呼ばれる治療の場合は一般的な治療よりも高額になります。それは、一般的な施術に比べ多くの時間が必要だったり高度な技術が必要になる為、自由診療という健康保険適用外の治療になることが多いからです。保険制度は海外にはない日本特有の制度になります。もちろん、顕微鏡歯科(マイクロスコープ)が全て自由診療であるという訳ではございませんので、歯科医院などに良く相談をして治療を進めましょう。治療期間に関しては、顕微鏡歯科(マイクロスコープ)の場合、拡大観察によって歯の詳細な情報を得ることが出来る為、通常の観察では見つけられなかった虫歯などを治療できる様になり、その分、全体的な治療期間が長くなることが予想されます。
事前に歯科医院へ相談しよう
全ての治療が最初から顕微鏡歯科(マイクロスコープ)を活用した治療だとは決まっておりません。その為、顕微鏡歯科(マイクロスコープ)を活用した治療をお求めの際には、治療前に医師へ希望する必要があります。また、治療が完了した後には実際の治療の内容が把握できる映像を医院で確認をしましょう。その手順を踏むことで、自分自身の歯がどのような状態であるかや治療の進み具合を把握することが出来ますので、治療に対する満足感や安心感を得ることが出来ます。顕微鏡歯科(マイクロスコープ)を使用すれば詳細まで医師が知ることが出来る為、次にご説明する治療費用や治療期間が患者様の希望するものと合致すれば、ぜひ顕微鏡歯科(マイクロスコープ)を使用した治療を推奨いたします。
顕微鏡歯科(マイクロスコープ)について
顕微鏡歯科(マイクロスコープ)により歯の詳細な情報を得ることが出来る様になったことで、歯の悪い箇所を直ぐに判断できるようになりました。そうすると、必要になってくる治療の工程が増えますので、治療期間が大きく増える可能性があります。顕微鏡歯科(マイクロスコープ)は高度な技術に合わせて設備が高額である為、治療の機材が全体的に高くなります。それらの要因から、健康保険が適応されない場合が多いです。また、健康保険に適用されるとしても制約が多いとされています。この様に、治療費用や治療期間が一般的な治療と比較して増える場合はありますが、最初から虫歯の見落としなどを減らせるため、歯を悪化させる原因を早めに見つけられることは、顕微鏡歯科(マイクロスコープ)の利点だと言えます。治療費用と治療期間が高いという点はあるものの、確実性の高い治療である為、長期的な視点で見ても良い治療ですので、ぜひ詳しいことを知りたい方は歯科医院までご相談することをお勧め致します。