市販のホワイトニング剤のデメリット・メリット
市販のホワイトニングのデメリットとメリット
デメリット
自宅でホワイトニングを実施するにはどのくらい期間を置くのか、頻度はどれくらいか、何か月くらい継続するのかなど自分自身で調整することも可能です。つまり、市販品のホワイトニングを購入することのデメリットは「全てが自己責任」であると言えます。特にインターネットで購入することが出来るアメリカ製のホワイトニング薬剤や歯みがき粉については取り扱いに注意する必要があります。
日本では通常濃度が濃いホワイトニング薬剤は歯科医師が取り扱わなくてはいけないため通常販売されていません。つまり、自己責任でホワイトニング剤を取り寄せ、説明書を無視した上に、自己流のホワイトニングを実施すると歯や歯茎に刺激を与えることになります。
メリット
日頃忙しくて歯科医院に通えないサラリーマンの方や主婦の方は、何度も通院する必要があるホワイトニングをすることでストレスがかかる場合もあります。歯科医院に通院することなく最寄りの薬局やネットなどで簡単に商品が手に入るのはメリットといえるでしょう。市販品であれば自宅でケアが出来るので楽です。また、歯科医院のホワイトニングより比較的費用が抑えられることも魅力的かもしれません。
薬局と歯科医院のホワイトニングの違い
薬局で手に入るホワイトニング剤
日本のドラッグストアで販売されている歯磨き粉や歯のホワイトニングのグッズには、過酸化水素や過酸化尿素といった歯の漂白成分は歯磨き粉に配合することが出来ません。理由は、日本の薬事法により過酸化水素が毒物および劇物取り締まりとして指定されているからです。
なぜ指定されているか簡単にいえば、過酸化水素は取扱を間違えると火傷や怪我と言った事故に繋がる可能性が十分に考えられます、知識のない一般人が取り扱うのが難しい成分なので、ドラッグストアなどで販売されておりません。ドラッグストアなどで目にする事がある消毒剤のオキシドールは、過酸化水素を大きく薄めて3%前後の濃さで使えるようにしたものを言います。
そして、一般に薬局などで入手できるホワイトニングアイテムは、過酸化水素や過酸化尿素が配合されていない歯磨き粉や、表面に色をつける歯のマニキュアなどがそれに該当します。
歯専用のマニキュア
歯のマニキュアに着色を除去するような効果は期待出来ませんが、爪に塗るマニキュアのように薬剤を上から塗ることで黄ばみや汚れを隠す効果が期待できます。ドラッグストアやコスメショップなどで様々な製品が配列されているので入手しやすいです。
ただし、商品によっては歯の色にムラが残ったり、食事をするとマニキュアが落ちやすかったりするので取り扱いが困難なのも事実です。上手に塗布出来れば即効性もあり便利な商品です。ムラなくキレイに仕上げたい人や白さをある一定期間キープしたい方には歯科医院での施術を推奨しております。歯科医院でのマニキュアは最大で約半年ほど持つものもあり、その持続期間や効果によって値段が違います。また、歯のマニキュアを治療している歯科医院は限られているので、もし治療の希望があるのなら、事前に一度確認をしてみることをオススメ致します。
着色防止の歯磨き粉
ドラッグストア等の歯磨き粉で着色予防をしたいのであれば「ポリリン酸ナトリウム」や「ハイドロキシアパタイト」、「ピロリン酸ナトリウム」などの成分が配合されたものを選びましょう。歯磨き粉には着色を防止する成分やステインを剥がしやすくするような成分が含まれています。
歯科医院で手に入るホワイトニング剤
歯科医院で処方されるホワイトニング薬剤には歯の内部を漂白する「過酸化尿素」や「過酸化水素」という成分が含まれています。これらの成分により着色や色素を無色透明に分解することで歯を白くすることが出来ます。