綺麗に歯を維持!ヤニ汚れの特徴を知ろう
歯を綺麗に保つためには、日頃から何を意識すれば良いでしょうか。
笑ったときに一瞬見える白く美しい歯になりたくても、何も手を加えず美しい歯になる訳ではありません。歯を美しくする為には、普段から注意した方が良いことがあります。
今回の記事では、歯や歯茎を美しく維持するために、特にヤニ汚れに対するポイントや歯茎の美しさの保ち方ついて解説していきます。
喫煙によるヤニ汚れについて知ろう
そもそもヤニって何?
タバコにはヤニが入っています。ヤニは植物性の樹脂の一種です。歯に一度付着して凝固すると、ヤニを簡単に取り除くことが出来なくなります。
タバコの商品によって違いはありますが、1本に含まれるヤニは5~15mmほどで、吸っているタバコの本数が増えるほどヤニ汚れは悪化します。例えば、1日に1箱や2箱の量を喫煙している方の歯は、元々の白さが全然分からないほど汚れてしまっているケースがあります。
喫煙と虫歯の関係性について
喫煙をしている方は、喫煙していない方と比較して虫歯の発症が3倍ほどです。喫煙をすると自律神経に悪影響を与える為、唾液の分泌量がされにくくなりです。唾液の働きが低下すると、口内の細菌を除去する効果が弱まります。
また、唾液には発症したばかりの虫歯を治す再石灰化作用の働きがありますが、分泌量の減少と共にその効果も衰えてしまうでしょう。この悪い流れにより、虫歯の要因であるプラークが蓄積し、虫歯が繁殖しやすい環境に変わるのです。他にも、歯の表層に蓄積したヤニは粘着性があるので、喫煙してない場合に比べてプラークが引っ付きやすくなるのも虫歯が発症しやすい要因です。
喫煙と歯周病の関係性について
タバコに入っているニコチンや一酸化炭素の悪影響により、血流が悪化したり、免疫力も下がります。それらの悪影響は、歯周病の悪化に結びつきます。また、歯茎が硬くなる為、歯周病が起きても出血が確認しづらくなります。つまり、歯周病を早期に見つけることが難しくなり、治療をスタートするのが遅くなってしまいます。歯周病の治療を受けたとしても、喫煙をしていると治療効果が非喫煙者と比較して現れにくいです。
付着したヤニは取り除きにくい
ヤニの特性上、歯に付着すると要因に取り除くことは出来ません。歯が黄色くなるだけでなく、特徴的な臭いや有害物質を発生させます。そして、喫煙をするとビタミンCが壊れてしまう為、歯茎にメラニン色素が蓄積されやすくなります。歯茎の色が黒くなるのは、喫煙が要因と考えましょう。
食事が与える口内への影響について
①着色しやすい食べ物を知ろう
例えば、お茶やコーヒー、ワインなどのポリフェノールが沢山入っている飲み物をあまり気にせず摂取していると歯の色が少しずつ変わっていきます。
ポリフェノールには様々な種類があります。具体的に挙げると、アントシアニンと呼ばれるブルーベリーやぶどうに入っている成分、カカオマスポリフェノールと呼ばれるチョコレートやココアに入っている成分、カテキンと呼ばれる緑黄色野菜や緑茶に入っている成分です。
その他にも、歯に着色しやすいポリフェノールが入っている飲食物は多くあります。
注意点としては、歯の汚れを予防したいという思いから、栄養バランスの偏った食事をしては健康を阻害してしまいます。
② ビタミンCで歯の健康を持続させよう
ビタミンCは歯の良い状態を維持するのに欠かせない働きを持っています。ビタミンCが減少すると歯茎から血が出るケースがあります。ビタミンCは柑橘類の中に豊富に入っていますが、柑橘類を食べ過ぎると歯のエナメル質を柔らかく変化させます。量としては、1日にひとつを基準にして摂ると良いです。