歯茎の口内炎が痛い! 種類・原因・つらい痛みを解消する方法【後編】
歯茎の口内炎の種類・原因について【後編】
前回は、口内炎の様々なタイプを紹介しました。
今回も引き続き同じテーマを取り上げ、主に痛みを和らげる方法を紹介します。
痛みが続く口内炎を自然治癒させる方法
口内炎は強い痛みが何日も続くため、食事や会話のたびにネガティブな気持ちになるはずです。
少しでも早く治せるよう、次の4つに注意して生活しましょう。
1.十分な睡眠時間を確保する
口内炎のほとんどが、免疫力の低下によるものです。
何らかの理由で不規則な生活になっている方は、十分な睡眠時間が確保できるよう努めましょう。
理想の睡眠時間は1日8時間以上です。
まずは3日以上、この生活を続けてみてください。
2.口内炎用の市販薬を使用する
口内炎の程度や位置によっては、痛みが強すぎて日常生活もままならない状態になります。我慢できない方は、口内炎用の市販薬を使ってケアしましょう。
市販薬には軟膏やシール、服用するタイプなど色々な製品があります。用法用量を守って使用するのが一番ですが、日中の貼付や塗布が難しい場合は就寝前だけでも使用を徹底しましょう。
きっと早めによくなるはずです。
3.刺激物を避ける
唐辛子や炭酸飲料など、刺激物を摂取すると口内炎が悪化します。ケチャップやソースなど、味が濃い調味料も避けた方がよいでしょう。薄めの味付けを意識し、バランスがよい食事を心がけてください。
もしも痛みによって通常の食事が摂れない場合は、カロリーが豊富に含まれたゼリーなどを食べるのがおすすめです。症状の改善が見られてきたら、通常の食事へと徐々に戻しましょう。
4.日々のブラッシングを徹底する
口腔内には億単位の細菌が常在しており、傷ができるとそこから菌が侵入して口内炎になります。細菌が増えすぎないよう、減菌に努めましょう。
必要に応じて糸ようじや舌ブラシを使用しつつ、毎食後のブラッシングを徹底することが大切です。
洗口剤を使うのも有効な方法ですが、口内炎がある場合はアルコール入り製品の使用を避けてください。刺激されて口内炎が悪化する恐れがあるためです。低刺激のものを選びましょう。
2週間経ってもよくならなければ受診を!
口内炎は通常、長くとも2週間程度で治ります。
様子を見ても症状が改善されない場合、さらに肥大している場合などは歯科医院を受診してください。
ほかの疾患が関係したり、著しい免疫力の低下で他の口腔トラブルを引き起こしたりする可能性があるためです。
免疫力を高めて清潔を維持することが完治への近道です!
口内炎ができると、痛みで食事や会話がしにくくなります。歯が当たるたびに痛んで、億劫な気持ちになる方もいるでしょう。
少しでも早く完治させるには、体力を回復させて免疫力を高めるほかありません。
栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠を心がけ、毎食後のブラッシングを忘れず行いましょう。
痛みのピークを越えるまでは、市販薬の使用も検討してください。