口内炎の治療
口内炎ができる原因
口内炎の痛み、飲食する際はつらいですよね。口内炎は口腔内の粘膜に起こる炎症です。口内炎の原因は食生活、ストレス、睡眠不足などさまざまあります。
口内炎の痛み、飲食する際はつらいですよね。口内炎は口腔内の粘膜に起こる炎症です。口内炎の原因は食生活、ストレス、睡眠不足などさまざまあります。
口内炎の出る原因
●疲労やストレス
●睡眠不足
●栄養不足
●免疫力低下
●細菌やウイルスなどの感染症
●外傷や熱傷による刺激
口内炎はだいたいが2週間程度で自然治癒するため、そこまで気にする必要はありませんが、複数口内炎ができている場合は、他の病気の症状として口内炎が生じることもありますので、注意が必要です。なかには白板症や紅板症といったがん化する口内炎と似た口腔粘膜症もあります。 「口内炎ができる前後で体調が悪い」「口内炎がなかなか治らない」という場合は早めに相談ください。
口内炎の種類
アフタ性口内炎
原因
アフタ性口内炎は疲れやストレスに起因すると言われています。見た目は白い円状の腫れができその周囲が赤く腫れた状態になり、食べ物や飲み物がしみる症状が出ます。
対処法
アフタ性口内炎は1〜2週間で自然治癒します。軟膏で早期治癒することがあります。
カタル性口内炎
原因
口内を噛んでしまった際にその刺激や細菌の繁殖でおこります。歯の被せ物があってなかったり、お口の中を思わず噛んでしまうと起こります。
対処法
抗生物質を含んだ口腔用の軟膏、殺菌錠やトローチなどで対処できます。歯の詰め物や入れ歯、歯列矯正の器具が合っていないと感じる場合は一度ご相談ください。
ウイルス・細菌性口内炎
原因
ウイルスや細菌が原因で起こる口内炎です。ヘルペス性口内炎や性感染症が原因となる口内炎、カビの一種であるカンジダ菌によるカンジダ性口内炎などがあります。この口内炎は口腔内に複数の水疱が形成され破れてびらんが出来ることが多いです。
対処法
抗ウイルス薬や抗真菌薬による治療が必要な場合があります。局所的にはうがい薬やトローチで口腔内を清潔に保ちます。
アレルギー性口内炎
原因
金属の詰め物でアレルギー反応を引き起こし、口の中の粘膜に炎症がおこります。見た目は白い円状の腫れができ、その周囲が赤く腫れた状態になります。飲食をする際にしみることがあります。
対処法
お口の中の金属の詰め物が原因であれば、メタルフリーの素材に詰め物を変更します。またアレルゲンとなる物質の特定を行うためにパッチテストを行うこともあります。
ニコチン性口内炎
原因
喫煙の習慣がある方に起こる口内炎です。口の粘膜や舌に白斑ができ、ピリピリした刺激を感じることがあります。
対処法
喫煙習慣が原因ですので、たばこの本数を減らす必要があります。頻繁に口内炎が発生する場合は、一度ご相談ください。
口内炎の治療方法
口内炎の治療法は様々ありますが、どのような口内炎の場合も口腔内が清潔でなければ治癒が悪くなります。また口内炎の原因によって治療内容が変わります。
「口内炎ができる前後で体調が悪い」「口内炎がなかなか治らない」という場合は早めに相談ください。
口腔内のクリーニング
歯垢や歯石を除去るすことで口腔内の細菌数を減少させ、清潔に保つことで口内炎を早期に治します。
薬物療法
口内炎の抗菌薬や、うがい薬などを使用します。菌の数を減らすお薬や、口内炎の炎症を抑える塗り薬など、症状や状況に応じて使用します。
レーザー治療
口内炎をレーザーで焼いて殺菌します。また、レーザー治療によって痛みはすぐに和らげることができ、治りも早くなります。
原因因子の除去
矯正器具などの刺激がある場合は、原因となる箇所を歯科治療によって調整対処します。
口内炎のなかでほとんどはアフタ性口内炎です。多くの場合は1〜2週間で自然回復します。逆に2週間経っても治らない場合は、他の病気の可能性がありますので、気になればご相談ください。